ワラノート


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ブログ紹介※第10弾お茶でも飲んでゆっくりしようかnew!巡回先発掘に アバババ茶それは薫り高い

少女「幸せ、幸せ」

1 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:14:46.59 ID:JuKTh7t30

熊「・・・あーあ、お腹減ったなぁ・・・」

ガサッ



少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・た、食べちゃうぞー」


少女「・・・通れない」

熊「ごめんなさい」



2 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:15:13.11 ID:JuKTh7t30

少女「・・・・・・・・・」スタスタ

熊「・・・・・・・・・」コソコソ

少女「・・・なに?」

熊「い、いや・・・」

少女「なに」

熊「・・・僕のこと、怖くないんですか?」

少女「怖くない」

熊「・・・・・・・・・」



3 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:15:43.18 ID:JuKTh7t30

少女「・・・・・・・・・」

熊「一応僕、熊なんですけど」

少女「知ってる」

熊「怖くないんですか?」

少女「怖くない」

熊「複雑だなぁ」



4 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:16:42.45 ID:JuKTh7t30

少女「怖がられたいの?」

熊「そういうわけじゃ・・・」

少女「・・・・・・・・・」

熊「でも、もう少し驚いても・・・」



5 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:17:08.45 ID:JuKTh7t30

少女「どうして」

熊「たたた食べちゃいますよ?」

少女「食べるの」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・・・・・・・」



6 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:17:56.16 ID:JuKTh7t30

熊「はぁ・・・」

少女「どうしたの」

熊「どうしたもこうしたも・・・」

少女「食べないの」

熊「僕は人は食べません、果物とかの方が好きだし」



7 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:18:38.21 ID:JuKTh7t30

少女「どうして」

熊「・・・ベシタリアンだから」


少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・ベジ、タリアン」



11 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:19:24.51 ID:JuKTh7t30

熊「うん」

少女「あなたが」

熊「そうです」

少女「熊なのに」

熊「そんなもんです」

少女「愉快」

熊「・・・・・・・・・」

少女「愉快、愉快」

熊「嘘だぁ」



12 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:19:55.81 ID:JuKTh7t30

少女「嘘じゃない。とても、愉快」

熊「真顔じゃないですか」

少女「?」

熊「愉快なら、笑うものですよ」



14 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:20:27.48 ID:JuKTh7t30

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・無理」

熊「え?」


少女「私、笑えない」



18 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:21:40.45 ID:JuKTh7t30

熊「・・・はい?」

少女「・・・私には、感情がほとんど、無い」

熊「・・・・・・・・・」

少女「だから」

少女「あなたを見ても驚かない」

熊「・・・そんな」

少女「私はあなたを怖がれない」

熊「・・・・・・・・・」



20 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:22:29.97 ID:JuKTh7t30

少女「そういうこと」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・愉快、愉快」

熊「・・・ごめんなさい」

少女「え」

熊「酷いことを言いました・・・」



21 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:23:02.91 ID:JuKTh7t30

少女「気にしないで」

熊「でも・・・」

少女「いいの」

熊「・・・・・・・・・」

少女「悲しいとか、よく分からないもの」

熊「・・・・・・・・・」



22 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:23:47.16 ID:JuKTh7t30

少女「そんなことより・・・」

熊「・・・はい」

少女「久しぶり」

熊「・・・なにが?」

少女「こんなに誰かと話したの」

熊「・・・それって・・・」

少女「きっと、今の私は嬉しい」

熊「・・・そう、ですか」

少女「嬉しい、嬉しい」



24 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:24:28.64 ID:JuKTh7t30

熊「ぼ、僕も!」

少女「?」

熊「僕も嬉しいです、あなたに会えて!」

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・・・・・・・」


グゥ〜・・・


熊「あっ、べ、別にお腹が空いてるとかじゃなくて・・・!」

少女「・・・愉快、愉快」



27 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:25:35.83 ID:JuKTh7t30

熊「お恥ずかしいところを」

少女「気にしないで」

熊「はぁ〜・・・、お腹減った」

少女「・・・・・・・・・」

熊「そろそろ食べ物探さなきゃ」

少女「知ってる」

熊「え?」



28 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:26:23.15 ID:JuKTh7t30

少女「果物のあるところ、知ってる」

熊「ホントですか?」

少女「お話のお礼に、案内してあげる」

熊「あ、ありがとうございます」

少女「気にしないで、感謝とか、よく分からないし」

熊「・・・・・・・・・」



29 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:27:06.03 ID:JuKTh7t30

少女「こっち」

熊「・・・よく来るんですか?森に」

少女「よく一人で、森を歩く」

熊「・・・そうですか」

少女「お花の咲いてる道を、歩く」



32 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:27:29.81 ID:JuKTh7t30

熊「このあたりは、まだ咲いているんですね」

少女「うん、綺麗」

熊「そうですね」

少女「たぶん」

熊「・・・・・・・・・」



33 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:27:58.15 ID:JuKTh7t30

少女「果物の場所にも」

熊「なんですか?」

少女「お花が、たくさん咲いてる」

熊「お花畑?」

少女「そう」

熊「いいですね、楽しみです」

少女「楽しみ、楽しみ」



35 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:28:50.28 ID:JuKTh7t30

少女「私しか、知らない場所」

熊「へぇ・・・」

少女「友達とか、居ないから」

熊「・・・・・・・・・」

少女「皆・・・」

熊「・・・・・・・・・」


少女「・・・気味悪がって、私には近づかない」



36 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:29:25.47 ID:JuKTh7t30

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・・・・・・・」


熊「・・・そう、ですか」

少女「・・・気味悪いとか、よく分からないけど」



37 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:30:21.51 ID:JuKTh7t30

熊「ぼ、僕は、気味悪くなんかありませんよ!」

少女「え」

熊「あなたのこと、気味悪くなんかありません!」

少女「・・・・・・・・・」

熊「本当ですよ!むしろ、す・・・っ!」


少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・・・・・・・」


少女「『す』・・・、なに」

熊「・・・なんでもありません」

少女「・・・愉快、愉快」



39 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:31:01.01 ID:JuKTh7t30

少女「・・・その先」

熊「・・・・・・わぁ・・・!」

少女「・・・どう?」

熊「綺麗・・・です、お花がたくさん・・・」

少女「本当?」

熊「ホントですよ、綺麗・・・」

少女「・・・間違ってなくて、良かった」



40 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:31:26.96 ID:JuKTh7t30

熊「え?」

少女「綺麗、綺麗」

熊「・・・・・・・・・」

少女「綺麗、綺麗」

熊「・・・綺麗、綺麗」



41 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:32:06.86 ID:JuKTh7t30

少女「・・・この実」

熊「これですか?」

少女「食べて」

熊「い、いただきます」

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・・・・・・・」ムシャムシャ

少女「・・・どう?」


熊「おいしい・・・、です」

少女「とっておき」



43 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:33:05.84 ID:JuKTh7t30

熊「この時期にこんなにある・・・」

少女「私しか知らないもの」

熊「僕に教えて、いいんですか?」

少女「特別」

熊「え?」



44 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:33:47.96 ID:JuKTh7t30

少女「あなただけ」

熊「・・・・・・・・・」

少女「私とあなたの、秘密」

熊「秘密・・・」

少女「いい?」

熊「も、もちろんです」



45 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:34:23.61 ID:JuKTh7t30

少女「・・・おいしい、おいしい」モグモグ

熊「おいしい、おいしい」ムシャムシャ

少女「楽しい?」

熊「た、楽しい」



46 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:34:55.12 ID:JuKTh7t30

少女「楽しい、楽しい」

熊「・・・楽しい、楽しい」

少女「・・・嬉しい、嬉しい」

熊「え?」

少女「愉快、愉快」



47 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:35:23.63 ID:JuKTh7t30

熊「・・・君は」

少女「なに」

熊「君は、いつから感情が?」

少女「・・・覚えてない」

熊「・・・・・・・・・」



48 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:35:56.70 ID:JuKTh7t30

少女「ある日、気付いたの」

熊「・・・・・・・・・」

少女「みんな、笑えるのに、私は笑えない」

少女「でも、それが悔しくもない」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・だから、今の気持ちを、口に出すことにした」



49 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:36:51.04 ID:JuKTh7t30

少女「少しでも、感情っていうものが、分かる気がするから」

熊「・・・・・・・・・」

少女「愉快、愉快」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・寂しい、寂しい」

熊「・・・・・・・・・」



50 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:38:36.50 ID:JuKTh7t30

・・・ガサッ

熊「!」

少女「?」

熊「か、隠れて」

少女「どうして」

熊「いいから!」


男「・・・見失ったか」



52 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:39:37.02 ID:JuKTh7t30

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・村の人間」ヒソヒソ

熊「そうですか・・・」ヒソヒソ

熊(あの銃は・・・)

男「このあたりで熊を見かけたって聞いたんだがなぁ」

熊(やっぱり、僕か・・・)

男「とっとと殺さねぇと、誰かに手柄が・・・」

少女「・・・殺す?熊を?」ヒソヒソ

熊「しっ・・・、静かに」ヒソヒソ



53 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:40:20.05 ID:JuKTh7t30

男「この辺の熊もずいぶん減っちまったし・・・」

男「金儲けにもなるからなぁ、現れねぇかなぁ」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・・・・・・・」

男「王国直々に、金が出る決まりだしな」



54 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:40:53.25 ID:BqLJs8d80
男独り言激しいなwwww


56 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:41:45.89 ID:JuKTh7t30

男「法律ってのはこうじゃなきゃあ〜」

男「・・・あっちのほうも、探してみるか・・・」

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・・・・・・・」


少女「・・・行った」

熊「・・・行きましたね」



57 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:42:26.08 ID:JuKTh7t30

少女「さっきのは?」

熊「・・・最近出来た法律らしいです」

少女「法律・・・」


熊「『熊を退治した者に、褒美を出す』」


少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・お陰で僕らを、悪戯に殺す人達が出まして・・・」

少女「・・・・・・・・・」

熊「僕らはほぼ、逃げたか殺されたかで、居なくなりました」



58 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:43:18.29 ID:JuKTh7t30

少女「・・・どうして?」

熊「え?」

少女「・・・悲しい、悲しい」

熊「・・・僕らが人を襲うからでしょう」

少女「あなたも、襲うの?」

熊「僕は襲わない、ベジタリアンだから」

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・他の皆だって、滅多に人は襲いません」



59 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:43:55.71 ID:JuKTh7t30

少女「・・・熊は、人を襲うんじゃないの」

熊「・・・・・・・・・」

少女「皆、そう言ってる」

熊「・・・襲いたくて、襲うわけでも無いんですよ」

少女「・・・・・・・・・」



60 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:44:18.62 ID:JuKTh7t30

熊「でも、攻撃しなくちゃいけない」

少女「・・・・・・・・・」

熊「そういうときが、ある」

少女「・・・・・・・・・」

熊「と、思う」

少女「・・・そう」



61 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:44:52.10 ID:JuKTh7t30

熊「・・・でも、関係ないですよ」

少女「・・・・・・・・・」

熊「人間も一緒です。さっきの人は、僕を殺したい」

少女「・・・・・・・・・」

熊「でもあなたは、そうでもない。そういうこと」

少女「・・・分かった」

熊「良かった」



62 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:46:04.30 ID:JuKTh7t30

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・そろそろ、帰ったほうが良いですね」

少女「・・・・・・・・・」

熊「さっきの人が戻ってきたら大変ですから」

少女「そう」

熊「お別れ、ですね」

少女「・・・・・・・・・」



63 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:46:24.03 ID:JuKTh7t30

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・少し」

少女「え?」

熊「少し、寂しいです」



64 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:46:50.54 ID:JuKTh7t30

少女「・・・寂しい・・・」

熊「はい」

少女「どうして」

熊「せっかく、会えたのに・・・」

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・いえ、何でもありません」



65 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:47:26.32 ID:JuKTh7t30

少女「・・・寂しいとか、よく分からないけど」

熊「・・・・・・・・・」

少女「また、会えばいい」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・会えばいい」



66 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:47:56.69 ID:JuKTh7t30

熊「あ、危ないですよ・・・」

少女「会いたいとか、よく分からないけど」

熊「・・・・・・・・・」

少女「今の私は、会いたいで、あってる」

熊「・・・・・・・・・」

少女「・・・気がする」



67 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:48:51.15 ID:JuKTh7t30

熊「・・・分かりました」

少女「・・・二人だけの、秘密の場所で」

熊「・・・・・・・・・」

少女「また、会う」

熊「二人だけの・・・」

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・・・・・・・」

少女「なに」

熊「ちょ、ちょっと照れただけです」

少女「どうして」

熊「ひ、秘密」



68 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:49:25.21 ID:JuKTh7t30

少女「じゃあ・・・」

熊「はい」

少女「また、この場所で」

熊「はい、この場所で・・・」



熊「・・・無事に行ったかな」



69 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:49:55.43 ID:JuKTh7t30

熊「最初はびっくりしちゃったけど、すごい良い子だった・・・」

熊「き、きれ、綺麗、だし・・・」

熊「それに・・・」

熊「・・・・・・・・・」

熊「・・・また、会えるって」

熊「楽しみ、楽しみ」



70 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:50:28.08 ID:JuKTh7t30

熊「・・・あれ」

熊「この光ってるの、なんだろ」

熊「・・・・・・・・・」

熊「これ・・・あの子が耳につけてた・・・」

熊「・・・・・・・・・」

熊「と、届けるべきだろうか・・・」



71 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:51:18.07 ID:JuKTh7t30

熊「人里に降りるのは危険だけど・・・」

熊「う〜ん・・・」

熊「・・・・・・・・・」

熊「大切なもの、だったり」

熊「・・・・・・・・・」

熊「ちょっとだけ、置いてくるだけなら・・・」

熊「よし、行こう」



72 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:51:42.05 ID:JuKTh7t30

熊「あんな銃くらいじゃ僕ら死なないだろうし」

熊「なにより、果物のお礼したいし・・・」

熊「それに・・・」

熊「・・・・・・・・・」

熊「あ、会いたいし・・・」



74 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:52:29.77 ID:JuKTh7t30

熊「・・・村は確かこっちのほうだったはず・・・」

熊「!!」

熊「や、やばっ」ガサッ

村人A「・・・おい、きちんと整備しとけよな」

村人B「やってるって、何しろ、王国の騎士様が来るんだからな」

村人A「そうだ!かなり位の高い方らしいぜ!」

村人B「そりゃすげぇ、パトロールって言ってたかなぁ」


熊「・・・・・・・・・」

熊(・・・まずいときに来ちゃったなぁ)



75 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:53:02.16 ID:JuKTh7t30

熊(幸いまだバレてないし・・・)

熊(あの子には悪いけど、今日は帰ろう・・・)

男「・・・おいお前ら!無駄口叩くな!」


熊「!」

熊(この声、さっきの・・・?)



76 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:53:27.24 ID:JuKTh7t30

村人A「ああ、すみません」

村人B「丁度騎士様の話をしていたところで・・・」

男「全く・・・、騎士様が巡回に来られるんだ!手ぇ抜くなよ!」

村人A「分かってますよ〜」

村人B「・・・そういえば、『魔女』の家、借りられました?」



77 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:54:20.12 ID:JuKTh7t30

男「・・・『無理』と突っばねやがった!あのガキ!」

村人A「やっぱりそういう態度ですか」

村人B「あの『魔女』にも困ったもんですね〜」

男「まったくあの忌々しい小娘め・・・!」


熊「・・・・・・・・・」

熊(・・・小娘・・・)



78 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:55:08.11 ID:JuKTh7t30

男「だが、この村で一番良い家は・・・」

村人A「あの『魔女』の家、ですね」

村人B「ホント、迷惑な奴らですよ、親子揃って」

村人A「ま、親はくたばりましたけどな」

村人B「・・・問題は『魔女』かぁ」

男「忌々しい奴だ、呪われた娘!気味が悪い!」

村人A「笑いもしねぇ、冷たい奴・・・」

村人B「感情が無い、ですっけ?」


熊「!!」



80 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:56:10.93 ID:JuKTh7t30

村人A「気味悪いし・・・、腹が立ちますよねぇ!」

熊「・・・・・・・・・」

男「そこで、だ」

村人A,B「え?」


男「騎士様が来る前に、どっかに放り出しちまうってのはどうだ?」


熊「!?」


村人B「『魔女』を、ですかい?」



82 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:57:35.39 ID:JuKTh7t30

男「そうさ、好都合じゃねぇか」

村人A「そりゃあいいや!あんなの村に置いてたら、縁起が悪い!」

村人B「騎士様をおもてなしできる屋敷も手に入る!」

村人A「どこかあてはあるんですか?」

男「無いが・・・、テキトーに遠くの森へ放り込んじまえばくたばるさ」

村人A「・・・悪いお方だねぇ!」

村人B「熊にでも食わせちまえば良いんだ!『魔女』なんざ!」

熊「・・・・・・・・・」

熊「そんな・・・」



83 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:58:07.59 ID:JuKTh7t30

男「騎士様にもお見せ出来んような奴だ」

男「明日の朝までに襲っちまおう、熊のせいにでもすればいいさ!」

村人A「これで騎士様にも恥ずかしくない家が手に入る!」

村人B「ついでに金もいただきましょうかねぇ!」

男「夜中のうちにやっちまおう、魔女退治と行くかぁ!」


熊「・・・・・・・・・」



84 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:58:27.74 ID:JuKTh7t30

熊「・・・酷い」

熊「こんな奴らが・・・」

熊「・・・・・・・・・」

熊「そんなことより、あの子のことだ・・・」

熊「なんとかしないと・・・」



86 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:59:13.62 ID:JuKTh7t30

熊「・・・・・・・・・」

熊「でも・・・」

熊「それなら、あの子と、一緒に居られる・・・」

熊「聞かなかったことにして!あの子が森に放り出されても!」

熊「僕が、他の熊に襲われる前に助ければ・・・」



87 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 00:59:40.15 ID:JuKTh7t30

熊「それで、一緒に、秘密の場所で・・・」


―――会いたい。


熊「果物を食べて、ずっと・・・!」


―――会いたい、会いたい。


熊「二人で・・・、二人だけで・・・っ!」



85 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[sage] 投稿日:2008/12/06(土) 00:59:06.19 ID:ISgB4NSuO
なんか胸が痛い・・・


88 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:00:22.63 ID:JuKTh7t30

熊「・・・・・・・・・」

熊「・・・駄目だ、そんなの」

熊「そんなの、絶対」

熊「彼女が、悲しくなる」

熊「感情が無くたって、絶対、悲しい」

熊「・・・・・・・・・」

熊「・・・僕は、笑って欲しいんだ」


熊「彼女に」



89 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:01:14.66 ID:JuKTh7t30

ザワザワ

少女「zzz・・・」

キャー!! ワー!!

少女「・・・ん・・・、騒がしい・・・」

少女(・・・まだ夜明け前・・・)

少女(・・・一体・・・なに・・・)

村人「熊だ!く、熊が出たぁぁぁ!」

少女「熊・・・」

少女(・・・・・・・・・)

少女(まさか・・・)



90 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:01:54.27 ID:JuKTh7t30

少女「はぁ・・・はぁ・・・」タッタッタ・・・

熊「ガァァァア!!」

少女「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

男「畜生!こんなときに・・・!」パーン

熊「ガァァァァア!!」ガシャーン

少女「・・・・・・・・・」

少女「・・・どう、して」



91 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:02:20.97 ID:JuKTh7t30

男「くっそ、なんで撃っても死なねぇ!」パーンパーン

少女「・・・・・・・・・」

男「お、おい、『魔女』!死ぬぞ!」

少女「どうして、こんなことをするの」

熊「・・・ッ」

少女「どうして」

熊「・・・腹が減ったからだ!」

少女「・・・・・・・・・」



92 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:02:47.77 ID:JuKTh7t30

熊「お前を喰ってやろうかっ!!」

少女「・・・あなたは人を食べない、ベジタリアンだから」

熊「ベジタリアンな熊が、居ると思うかぁ!」

少女「・・・居る」

熊「・・・がはははは、お前はなぁ、騙されたんだよ!」



94 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:03:19.05 ID:f7MWI5Cf0
くま・・・


95 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:03:25.72 ID:JuKTh7t30

少女「・・・・・・・・・」

熊「あんな嘘、気付かねぇほうがおかしいだろぉ!」

少女「・・・・・・・・・」

熊「お前みたいな気味の悪い奴、誰が仲良くなるか!」

少女「・・・・・・・・・」

熊「・・・誰が好きになんかなるかぁ!」

少女「・・・・・・・・・」

男「くそっ、くたばれ!」パーンパーン

少女「・・・そう」



96 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:03:59.10 ID:JuKTh7t30

熊「・・・つけてきたんだ!」

熊「村の場所を知るためになぁ!・・・貴様は・・・ゲホッ」

少女「!」

熊「・・・ガァ・・・、貴様はな、利用されたんだ、俺にな!」

少女「・・・嘘」

熊「ハァ、ハァ、・・・貴様は、一番最後に、喰ってやろう!」

少女「・・・もう」



97 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:04:38.47 ID:JuKTh7t30

男「くそっ、食らえ!食らえ!」パーンパーン

熊「・・・ガハァ・・・、ガァァァ」

少女「・・・もう、いい」

熊「はは・・・ははは!悲しくも・・・、無いだろう!『魔女』!」

男「くたばれ!くたばれぇッ!」


パァーン・・・


・・・ドスン



100 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:05:29.50 ID:Jfwuvwk70
くまあああああああああああああ


101 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:05:42.33 ID:JuKTh7t30

少女「・・・・・・・・・」

熊「ガァ・・・、ガフッ・・・」ビシャァ

男「や、やった!ドタマにくれてやったぜ!」

少女「・・・あなた・・・」ソッ

熊「・・・・・・・・・」フーフー

少女「・・・嘘が、下手ね」

熊「・・・はは、は・・・、自信・・・、あったのに・・・」



102 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:06:13.92 ID:JuKTh7t30

少女「・・・どうして」

熊「気まぐれですよ・・・、ちょっと・・・、守りたいものが・・・」

少女「なに」

熊「・・・秘密・・・、です・・・」

少女「・・・傷を・・・」

熊「駄目です、触っちゃ。・・・もう、無理、ですから」

少女「・・・・・・・・・」



104 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:06:48.38 ID:JuKTh7t30

熊「これ・・・」

少女「・・・なに」

熊「届けに・・・、来ました、あなたの、です・・・よね・・・?」

少女「・・・母の、形見のイヤリング・・・」

熊「良かった・・・、よ、かった・・・」

少女「・・・駄目」

熊「・・・ごめんな・・・さい、酷いこと・・・言って」

少女「喋らないで」



107 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:07:50.17 ID:JuKTh7t30

熊「・・・もう一つ・・・、謝らなくちゃ・・・」

少女「喋っちゃだめ」

熊「・・・あの時、・・・初めて会ったわけじゃ、無いんです・・・」

少女「・・・・・・・・・」

熊「ずっと・・・、森に来るあなたのこと・・・、見てたん、です」

少女「・・・そう」



110 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:08:32.58 ID:JuKTh7t30

熊「森に来るあなたは・・・、とても、とても・・・、綺麗で・・・」

熊「遠くから見てるだけで・・・、良かった・・・」

熊「でも・・・、いつも一人で居るあなたを見て・・・」

熊「・・・笑わない、あなたを・・・、見て・・・」

少女「・・・・・・・・・」

熊「お話・・・、したくて・・・、ずっと・・・、ずっと・・・」

少女「・・・そう」

熊「・・・ごめんな・・・さい・・・」

少女「いいから、喋っちゃ、だめ」



113 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:10:43.71 ID:JuKTh7t30

熊「泣かせ・・・て、しまって・・・」

少女「・・・私は泣かない。泣けない・・・」

熊「・・・う、そ・・・、だぁ・・・」

少女「嘘じゃない」

熊「感情が・・・、無い人は、泣け、ません」

少女「え・・・?」

熊「僕が・・・よく、知って、る・・・」

熊「涙、出てますよ・・・ちゃんと・・・」

少女「・・・!」

熊「綺麗だ・・・、あなたは・・・、綺麗・・・」



115 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:11:36.21 ID:JuKTh7t30

少女「駄目」

熊「綺麗・・・、綺麗・・・」

少女「嫌」

熊「嬉しい・・・、嬉しい・・・」

少女「駄目、駄目・・・」

熊「愉快・・・ゆ・・・か・・・」

少女「・・・ッ」

少女「・・・・・・・・・」



116 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:12:08.23 ID:JuKTh7t30

男「・・・ちっ、まだ息が・・・」

少女「駄目ッ!!」バッ

男「・・・おい、どういうつもりだ?『魔女』!」

少女「・・・させない」

男「・・・お前・・・、涙が・・・」

少女「させない、殺させない」



117 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:12:25.47 ID:M3oPe81DO
涙腺がああああ


118 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:12:35.13 ID:JuKTh7t30

男「おいおい、俺はお前の命の恩人だぜ?」

少女「させない」

男「そして、村の英雄だ」

少女「助けてなんて頼んでない」

男「!」

少女「彼は、触らせない」

男「・・・てめぇっ」カチャ



119 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:13:03.14 ID:JuKTh7t30

少女「・・・・・・・・・」

男「てめぇごと、撃ってやろうかッ!」

少女「・・・・・・・・・」

男「おいっ!死にたくなかったら、さっさとどかねぇか!」

少女「・・・無理」

男「・・・死にてぇらしいな!」ジャコン



120 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:13:48.43 ID:JuKTh7t30

騎士「・・・予定より早く着いてしまったが・・・」

騎士「・・・なにやら村の様子が、変だな」

村人A「・・・お、おい、あれを見ろ!騎士様だ!」

村人B「おぉ〜い!騎士様〜っ!!」

騎士「一体なんの騒ぎだ!?」

村人A「熊が!熊に村が!」

村人B「早く、騎士様お願いします!」

騎士「・・・分かった、皆、非難しているようにっ!」ダッ


男「・・・お前らは・・・、お前ら親子はいつもそうだ



121 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:14:25.54 ID:JuKTh7t30

少女「・・・・・・・・・」

男「貴様の母親も、そうだった!」

少女「・・・母」

男「俺を受け入れなかったっ!この俺様をなぁ!」

少女「・・・私欲だけの人間は、嫌われる」

男「なんだと・・・?」

少女「・・・私も、嫌い。大嫌い」

男「・・・てめぇもそんなに母親と同じ目にあいてぇか!」


騎士「・・・銃声はこのあたりか」



122 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:15:20.38 ID:JuKTh7t30

少女「・・・させない」

男「この野郎ッ!」

騎士「あれは・・・子供!?」

騎士「おい、貴様止めろっ!」ダッ

男「死ねっ!」

騎士「おいっ―――!!」


パンッ


現れた助けも届かぬまま、乾いた音が村に響いた。
冷たい鉛が、幼い少女の胸に突き刺さる。



123 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:16:18.16 ID:JuKTh7t30

騎士「・・・ッ、その男を、ひっとらえろッ!」

兵「は、はっ!」ダッダッ

男「おい!なにしやがる!離せ!」ガシッ

少女「・・・・・・・・・」

騎士「おい、おいっ!しっかり!今止血を・・・」

男「俺は英雄だ!熊を!『魔女』を狩ったじゃないかっ!」ズルズル

少女「・・・いいのよ」

騎士「・・・ッ」

男「おい、離せ、おい!おい――・・・」ズルズル・・・


騎士「・・・すまない・・・」

少女「・・・気にしないで」



124 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:17:02.21 ID:ywX0sZqS0
男キメェ


125 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:17:17.47 ID:JuKTh7t30

少女「・・・ああ、折角、涙が、出たのに・・・」

騎士「・・・・・・・・・」

少女「・・・感情が、戻ったと・・・、思ったのに・・・」

騎士「・・・くっ」

少女「ちょっと、がっかり・・・」

騎士「・・・・・・・・・」

少女「・・・がっかりとか・・・、よく分からないけど・・・」

騎士「・・・・・・・・・」

少女「・・・この気持ちは、嬉しい、な、気がする・・・」



126 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:17:52.54 ID:JuKTh7t30

少女「・・・最後に・・・」

騎士「・・・・・・・・・」

少女「最後に・・・、お願いが、ある・・・」

騎士「・・・なんでも言ってくれ」

少女「・・・私利、私欲のために・・・、殺される・・・熊が・・・居る」



127 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:18:28.31 ID:JuKTh7t30

騎士「・・・・・・・・・」

少女「・・・銃声なんて、・・・少ないほう、が、平和・・・」

騎士「・・・・・・・・・」

少女「・・・熊は・・・、案外、やさしい・・・、もの」

騎士「・・・何年かかるか分からないが、善処する」

少女「・・・嬉しい、嬉しい」



128 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:19:04.46 ID:JuKTh7t30

少女「・・・もう、一つ・・・」

騎士「・・・なんだ」

少女「・・・私と『彼』を、ある場所に・・・、運んで・・・」

騎士「『彼』・・・」

少女「・・・そこの、『彼』・・・」

騎士「・・・熊を・・・」


少女「・・・感情の無い私が・・・、唯一・・・、好きな、ひと」



129 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:19:21.61 ID:liR5bl2WO
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ


132 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:20:18.20 ID:JuKTh7t30

少女「好きを、教えて・・・、くれた人・・・」

騎士「・・・・・・・・・」

少女「・・・お願い・・・早く・・・」


―――騎士達は、少女と、その隣にあった熊の亡骸を抱え、森を進んだ。
     花咲く森の道を、今にも息絶えそうな少女の指示通り、進んで行く。
     やがて、木々を掻き分けた先に広がる、一面の花畑。
     色とりどりの花が咲き乱れる野原に、思わず目を奪われる。

   「ここで、私達を、しばらく放っておいて」

    少女と、その隣に、熊の亡骸を横たえると、彼女が口を開いた。

   「・・・ここは、二人だ・・・けの、秘密の場所・・・だか・・・ら――・・・」

    ・・・土を被せ、寄り添うように眠る少女と熊を埋めた後、
     武器を置いた彼らは騎士達は皆、涙を浮かべ、黙祷を捧げた。



134 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:21:47.07 ID:JuKTh7t30

・・・ここは?

「・・・ごめんなさい、僕が、守りきれませんでした」

・・・気にしないで。

「・・・・・・・・・」

・・・会いたかった。

「え?」

・・・あなたにまた会えたから、私は、すごく、幸せ。

「・・・僕も、幸せです」



135 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:22:14.57 ID:JuKTh7t30

「あなたの笑顔が、見れた」

・・・私は笑えない。感情が、無いから。

「嘘だぁ」


「笑ってますよ、すごく、綺麗」



137 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:23:35.62 ID:JuKTh7t30

・・・すごく気分が良い。

「そういう顔してます」

・・・踊らない?

「え?僕と?」

・・・イヤリングのお礼、してない。

「お礼なんて良いのに・・・、踊れるかな、僕」

・・・てきとうで良い、あなたと踊りたい。

「・・・分かりました。踊りましょう」



141 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:25:06.92 ID:JuKTh7t30

・・・踊りましょう。

「音楽が無いですけど・・・」

・・・歌でいい。私とあなたの、歌で―――。



数年後、この国の法律がほんの少しだけ改変されることとなった。
王国の騎士隊が、ボランティアで、村々の警備を努めたため、
村が猛獣に襲われることが無くなり、法そのものが意味を成さなくなったのだ。
銃声がむやみに響かなくなったことにより、村は、国は、
確実に平和へと向かっているように見える。



144 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:25:58.14 ID:JuKTh7t30

―――ある花畑が、一般に注目されはじめたのは、さらにずっと後のことだ。

     その幻想的な情景に、人々は心を奪われ、

     いつしかここは、恋人向けの名物スポットとなった。

     その人気に拍車をかけたのは、花畑に宿る伝説であろう。

     大昔に、とある男女が、恋をし、ここで結ばれ、

     そして二人きりでこの場所で、永遠の眠りについた、という伝説だ。



145 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:26:47.69 ID:JuKTh7t30
   
   いつ、誰が立てたものかは定かではないが、

   このおとぎ話にしか聞こえない伝説を、唯一肯定するかように、

   中央の木の側には、こんな石牌が建てられている。



  「永遠の恋人、ここに眠る」



愉快、愉快。

幸せ、幸せ。







146 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/06(土) 01:26:52.08 ID:Jfwuvwk70
恋の伝説は永遠に、か・・・


177 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール7日・9日投票[] 投稿日:2008/12/06(土) 02:00:38.99 ID:WrdzjW0KO
森のくまさん聞く度にしんみりするなこりゃ。明日歌おう


クイズ好き集まれ!

能登和良という名前で遊んでいます(MGSのコミュにいるのでともだちになってね!)
クイズがひとりでできるようになったよ
次回以降のログインはこちらから
現在は11級
ついに新機能の早押しクイズが実装キャンペーンも実施中

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質問キーワード「ロリ」「シネ」「おっぱい」脳内辞典を片手に突撃だ!
(変なのがあったら教えてください!)
2次が3次でお前と俺と大五郎

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1
かな

米1
こんないい話なのにどうせ読まずにゲッターを狙うお前ときたら・・・

くま・・・

朝からないたww

シャボン玉も切ないよ
あのFlashは神

ある〜ひ

フツーに泣いた

これはやばい
ないた。
ってかもっとひょうかされろ

♪ある日

くそ、朝っぱらから涙が…

なんつーかさ、一つだけ言わせてくれ
何故熊が喋ってr(ry
じゃなくて、切ない切ない(´;ω;`)

うまいな。

短いのに内容が濃くて泣いてしまった

まぁ、面白かった。

これは・・・

感動した
今すぐ童話にするべきだ!!

泣いちまったよ

騎士と銃ってのが同時代にあるってのが気になったけど、わかりやすくてよかった。

法律作った=国王
騎士=領主

ってしたらよかったの、かな?

うわーマジ泣きした。
すげー良いわコレ。

すばらしい

これは泣ける

こういうなんてことないタイトルなのに深い内容だと辛いな・・・

泣いちまったじゃねえか・・・

森のくまさん・・・

なんてものを見てしまったんだ…

>>1乙

これは泣けるな

素晴らしい

騎士と銃は同じ時代にあったこともあるよ

しかい悲しい話だ

これは泣けた

泣いた…
歌の中のお嬢さんおにげなさいがやたらまわる

朝っぱらから泣かせてくれるじゃねぇか!!

魔王「まおー」の人?

ちっくしょう!!!久しぶりに涙腺が決壊して涙が土石流だよコンチクショウ!!
俺…、こんなに涙を出せたんだな…
なんて物作りやがる作者GJ!!

切ない、切ない・・・

少女が長門にしか思えない

涙腺崩壊した

泣かざるをえなかった

油断したよ・・・

GJと言わざるを得ない。

く、くまああああああああああああああ

…悲しい、悲しい

おもしろかった
短い話しながら感動した

こんな子ども向けみたいな話で
泣けるとか言ってるやつらってwwwwwwwwwwww



あぁ・・・(´;ω;`)

出版社は早くこの話を連載しる!

あったかい話だった

クマが言う綺麗な子って・・・・

途中から画面がぼやけてきたんだけどwwwwww

くそ…
これは涙じゃない…汗だ…

絵本にできるな。

泣いた赤鬼……

絵本向きの内容である

マニラバすれかボーボボすれかと思った

切ない、切ない

森のくまさんにはこんな逸話が隠されていたのね(´;ω;`)

少女の顔と声が長門で再生されてしまった。

まさか森のくまさんからこんな壮大な物語ができるとは・・・

>少女「・・・私には、感情がほとんど、無い」
ここで読むの止めた

やられた。涙腺やられた。

クマー

。・゚・(ノД`)・゚・。

なんかの童話みたいな話だな

ここの管理人センスありすぎ

普通に面白かった。

否定せずに涙腺緩んだ

こういう話好き!

泣いてしまった…

哀しい、悲しい

涙腺蛾物故割れた

良い話だ……
そして、銃が存在した時代にも騎士はまだいた。甲冑着込んで銃持って。違和感無い良い話だった!

再来年の教科書に採用だな

何も森のくまさんをこんなに悲しくしなくても……
切ないわ……

いい話だったなぁ
朗読したら涙が止まらなかったぜ

なにこのスイーツ
少し読んで投げた

ごめんガチ泣いた。。

どーしても女の子が長門になるのは俺がビョーキだからだろうか?

誰か絵本にして世に出してしまえ

これがいいとかいってるやつ
これから携帯小説を馬鹿にすんなよ
泣いたとかスイーツと同レベルじゃんか

ないてしまった!
いいはなしだ・・・

ははは!
まさかこの私が泣くとはな・・・
森のくまさん歌うたびに泣きそうになるな・・・

泣いた、泣いた

涙腺が…

( ;∀;)イイハナシダナー

純粋に泣いた

すげえ綺麗な文だ
俺の中では「首がもげたキリン」に匹敵する素晴らしい文章

泣いた

いい童話だな。なんとなくハッピーエンドとは言い切れない所もいい。絵本にするべき。

ドン引き

これで泣くとか正直ひく

普通にないてしまった
心が洗われたきがする

森のクマさんの替え歌を歌いながらこのスレを開いた10分前の俺を殴りたい

久々にうるっときた

綾波「私には感情がないもの」

コメントを先に読んで「そんなことがあるものか」と言っていた俺も泣いた

これを萌え少女とリアル熊さんで描いたら・・・
やべぇwww誰かつくらねぇかなww

なんだただのながもんじゃねえか…ウゥッ

コレ読んで泣けないとか言うやつは本当の意味で感情がないだろ

確かに携帯小説レベルだなぁ
これで泣いた人はこれから恋空を馬鹿にしないように

少女は綾波
熊はシンジで再生された

ちょっくら長門とクマーでAAスレやってくるわ。

確かにこれでなくとか引く・・
流れはいいけど(ていうか王道)細かいところで気なる点がいくつか

熊の「うそだぁ」ってのがカワイイ

 

長門とか綾波とかそんな感じするな

はい俺キモい

俺も長門だったわw

男の声が藤原ボイスで脳内再生されているんだが…

いい、話じゃねぇか・・・

スイーツ(笑)で泣いたわけじゃなくて表現方法に感動したわけ
だからどこが面白いって言われても説明できない

泣いたわ

熊が下りて来なけりゃハッピーエンドだったかな?
なーんて野暮な事はナシにして
男AとBにすれば独り言も緩和されるとオモタ。

泣けた…

ニコニコ動画で見た赤ずきんと優しい狼思い出した

絵心ある奴、いますぐコレの挿絵描くんだ!

普通に泣いた

・・・これってあれかなあ
むぅむぅの人かな

(`;ω;´)ゝ

※1
こんないい話なのに感想も言えないなんてどんだけ必死なんだよ…

種族を越えた純愛とか大好きです
少女はICOのヨルダを幼くした感じでイメージされた

照れりこ照れりこ

むぅむぅの人かな?

ミミズク臭がする
好きだな好きだな

絵本化だな

目にクマが・・・真剣に見すぎた

いいなぁ、泣ける

バイトの休憩中なのにマジ泣きしちゃった(ノД`)

ホントなら、作者が、
絵本にするなり、同人?にするなりして、
流通させてカネにかえればいい
そうすれば、食える人間が増える
市場受けするかは、知らないけど

売れなければ、投資分が回収できずに損だものな

ウソなら、書かないでくれ
悲しいから

真剣に見ちまった、やべぇ

泣きはしなかったけど、いい話ではあるな
ミミズクを思い出した
ケータイ小説言ってるやつに送る言葉
「十把一絡げ」
作品は個々で評価しようぜ

PCの前で号泣してしまった・・・

少し前にジャンプでフォレストって読みきり
見たけどそれに似ている気がするぜw

この人って、少女「嘘つき…」を書いた人?

すごい。この一言に尽きる
時代が時代ならグリム童話並みに有名になってもおかしくないレベル
今はおとぎ話や童話が生まれることも少ないし、語り継がれることもないんだよな・・・

時代、時代...

米欄の「首がもげたキリン」でフイタwwなにそれwwww
感動した。最後泣かないようにすらすら読んでた。乙!

俺にはこれをスイーツと同じ分類に入れる人の感性がわからない。

いい話をありがとう!

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