おじいさんは山へ芝刈りに、行ったと思いきや
川へ洗濯へ行ったおばあさんの後をつけて行った。
何も知らないおばあさん、鼻歌混じりに吞気に洗濯。
今日の晩御飯は何を作ろうか、そんな事を考えている、その背後で
おじいさんの鎌がおばあさんを狙う。
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:02:24.52 ID:wWrrnH7Y0
サスペンス劇場
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:02:25.20 ID:dnyWETLO0
全く気が付いていないおばあさんの頭に、今まさに鎌が振り下ろされる。
その時!!!!!
川から、大きな桃が「ズルリ・・・・ズル・・ガコ、ズルズル」
と、思った以上に浅い川を、岩にぶつかりながら流れてきた。
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:03:51.15 ID:QCImJg3bO
衝撃が走る
┗衝撃┓
┏┗ 三
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:04:47.78 ID:dnyWETLO0
「な、なんじゃぁありゃあ・・・・」
思わず呻くおじいさんの声に、おばあさんが驚く。
「?!!!おじいさん!!!なんでここに?!!」
「そんな事はどうでもいい!!あの桃を見ろ!!!なんじゃ!!あのでかさは!!!」
状況を把握できないおばあさんが、川に目をやり、驚愕する。
その桃のでかさは尋常ではない、しかも川を無理やり流れているものだから
ところどころ皮は剥げ、半分腐っている。
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:04:52.60 ID:lu1d/l9RO
戦慄が走る
┗戦慄┓
┏┗ 三
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:07:32.54 ID:dnyWETLO0
呆然とする二人、しかし桃は流れる。
流れていく、どんどん距離は離れていく。
おじいさんがハッと気がついた。
「桃を・・・!!!桃を取りに行くんじゃ!!!!!」
おばあさんはまだ呆然としている
そんなおばあさんを尻目に、おじいさんは走る!!走る!!!走る!!!!
「なんじゃぁあああ!!!そのでかさはなんじゃあぁああああ!!!!!」
まるで何かにとり憑かれたかの様に、おじいさんは桃を追っている。
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:09:21.14 ID:dnyWETLO0
どうにか、桃を川から引き上げ、おばあさんの元へおじいさんが戻ってきた。
「この桃を家に持ち帰ろう」
不気味な笑みを浮かべるおじいさんに、不気味なほどに大きな桃
その二つの存在に圧倒されたおばあさんはただ
「はい・・・」
そう答えるしかなかった。
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 10:07:48.82 ID:JUwXIb7NO
虫酸が走る
┗虫酸┓
┏┗ 三
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:12:26.15 ID:dnyWETLO0
程無く家に着いた、おじいさん、おばあさん、そして巨桃。
持ち帰ったは良いが、どうして良いかわからないおじいさんが言った。
「おばあさん、この桃を割ってみよう。」
体中から嫌な汗が流れるのを悟られないようにおばあさんはこう返した。
「でも、この桃、だいぶ痛んでますよ?食べるんですか?」
「そんな事はどうでもいい!!見ろこの桃を!!!こんなもの滅多にお目にかかれん!!!!」
渋々おばあさんは立ち上がり、包丁を取りに台所へ向かった。
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:15:02.21 ID:dnyWETLO0
対峙するおじいさんと巨桃。
「なんじゃぁ・・・これは・・・・うへへへ」
おじいさんは、我を失っているようである。
おばあさんが居ない事を良い事に、桃に頬ずりしたり、皮の剥けた部分を舐めてみたり
あまつさえ、股間を押しつける始末。
最早、狂気か狂喜がおじいさんを支配しているとしか考えられない。
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 10:16:03.25 ID:8AEOrVmj0
世界まる見えかと思った
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:17:00.44 ID:dnyWETLO0
包丁を持ったおばあさんが、戻ってきた。
おじいさんはサッと桃から離れ、冷静さを保ったふりをしている。
「じゃぁ・・・切りますけど・・おじいさん、その前にひとつ聞きたいことがあるんです。」
「なんじゃ?」
「芝刈りに行ったおじいさんが、何で私の所にいたんです・・・?」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:21:31.62 ID:dnyWETLO0
そうだった、巨桃に気を取られ忘れていた!!
おじいさんはドゥっと汗を噴き出した。
自分には長年抑えてきた衝動がある、それを悟られてはならない。
悟られればすべては終わり。
しばらくの後、おじいさんは何とか答えた
「急におばあさんが気になってな、川に落ちる事も考えられる」
「・・・・・そうだったんですか、ありがとうございます」
おばあさんは釈然としない、心配なのであれば、なぜ気配を消して来たのか。
しかしこれ以上の詮索はできない
そうおばあさんは、おじいさんと過ごしてきたこの年月を、何か底知れない恐怖に耐えていたのだ。
「で、では桃を・・・」
話を無理やり戻すかのようにおばあさんが、桃へ包丁を押しつけた
その時
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:25:12.39 ID:dnyWETLO0
「ちょっと待て」
ギクリとしておばあさんは包丁を止める。
「わしが切ろう、刃物の扱いはわしが慣れている」
硬直して動けないおばあさんから、半ば強引に包丁をもぎ取る。
「この桃は大きい、切り甲斐がありそうじゃなぁ・・・」
もはやおじいさんには桃のみが見えるようである。
おばあさんは思った、桃を切るのになぜ笑う。なぜ笑いながら切ろうとする。
おばあさんは動けない、思えば思うほど動けない。
おじいさんは笑う。
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:28:44.09 ID:dnyWETLO0
ザグ!!!グッグッグ・・・ジュジュ・・・
「こりゃあすごい・・・まるで」
なぜかおばあさんは聞いてしまった。長年の恐怖の意味をここで確かめたくなってしまった。
「・・・・まるで・・なんですか・・・?」
おじいさんの持つ包丁の動きが止まった。
「・・・・なんでもない」
再び動く包丁、おじいさんはゆっくりと、それでいて確かに桃を割いていった
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:33:29.68 ID:dnyWETLO0
愛しむように、この時間が永遠に続くように、そう願いながら切っているのであろうか。
大事に大事に桃を切るおじいさん。
「さて、ここを切ればきれいに真っ二つじゃな・・・」
床は桃の汁で池の様になっている。
その桃の汁で、おじいさんの服は、まるで土砂降りの雨の中を歩いてきた様になっている。
その光景をおばあさんは、ただ黙って見ている。
おじいさんが桃を切り終わり、桃の先に手をかけた。
「さあ、割るぞ、割るぞ」
おじいさんは、焦らすかのように、おばあさんの反応を伺っている。
いざ、とおじいさんが呟き、桃を割ろうとした瞬間。
「ん・・?」
何かを感じ取った。
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:42:47.99 ID:dnyWETLO0
ごそ・・・ゴソゴソ・・・・ゴソ・・・・
桃の中から音が聞こえる。
いざ割らんとした時に、動きを止めたおじいさんに、おばあさんは疑問を抱いた。
「おじいさん・・・・どうしたんです・・・?」
「音じゃ」
「え?」
「音じゃ!聞こえんのか?!」
「音・・・ですか?」
桃の中から音、解せないおばあさん、そんな事があるわけがない。
「痛んでいる桃ですから・・・虫かなにかでは」
間髪入れずにおじいさんが怒鳴る。
「虫じゃない!!もっと大きな・・・何かをぶつけるような音じゃ!!!」
「おじいさん、その桃やっぱり捨ててきたら・・」
その言葉が合図になったかの様に、おじいさんが桃を割る。
ビジャ!!っと嫌な音と共に、桃が二つに割れた。
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:47:34.38 ID:dnyWETLO0
何もない、何もいない。
不思議な安堵感に包まれ、おばあさんは言った。
「やっぱり、気のせいだったんですよ・・・虫か何かが居たんですよ」
「確かに聞こえたんじゃが・・・」
桃の中には何もない、ただ大きいだけで、普通の桃と変わりはない。
期待と恐怖が入り混じった感情を、落胆と言う表情に変えおじいさんはゆっくりと腰をおろした。
「まだ食える部分がある、食べてみよう」
投げ出すかのようにおじいさんが言う。
多少の迷いもあったが、おばあさんは従うしかなかった。
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:53:31.14 ID:dnyWETLO0
「確かに、確かに聞こえた・・・」
独り言を繰り返すおじいさん、おばあさんは黙っている。
呆けたように桃を見るおじいさんが何かに気づいた。
「おばあさん、何かおかしいと思わんか?」
「おかしいって・・・こんな大きな桃ですから・・それだけでもう・・」
おじいさんの表情が強張る
「そうじゃない・・・この桃、種がない」
「あら・・」
確かに種がない、大きな桃と言うだけで、何ら変わったところのない桃
種がないのは確かにおかしな話だ。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
おじいさんが沈黙を破る
「まぁいいわい、食べるとしよう」
「食べちゃうの?」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:34:07.76 ID:BgnxhHnE0
電撃が走る
┗電撃┓
┏┗ 三
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:56:59.48 ID:dnyWETLO0
二人は心臓を握りつぶされた様な感覚に襲われた。
「おじいさん・・・何か言いましたか・・・?」
「わしは何もいっとらん・・・おばあさんじゃないのか?」
重苦しい空気が漂う、外は昼だというのに、まるで夜中のような静けさだ。
「ねえ、食べちゃうの?」
「だ、誰じゃぁ!!!!!!!」
「ひぃぃい!!!!!」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:57:55.91 ID:dnyWETLO0
ちょっと休憩。
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:58:13.89 ID:JAZ3YN9C0
期待してる
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 10:59:38.51 ID:dnyWETLO0
続きはWebで
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 11:15:21.86 ID:dnyWETLO0
おじいさんは気づいた、この声は天井から聞こえている。
張り裂けんばかりの恐怖が、圧力が二人を襲っていた。
「・・・・お前は・・・誰じゃ・・・どこから来た・・」
おばあさんはガタガタと震え、もはや動くことすらできない。
「桃だよ、その桃だよ」
やはり声は上から聞こえる。
硬直する首を、無理やりねじ切る様に上に向ける。
貼りついている!!子供が張り付いている。
ケタケタと笑う子供、硬直する二人。
桃の汁が雨のように降り注ぐ。
「その桃だよ、桃食べるの?食べちゃうの?」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 11:28:36.15 ID:dnyWETLO0
恐怖を振り払い、おじいさんは続ける
「お前は・・・桃から出て来たのか・・・?」
子供は答えない、ただ笑っているだけである。
その微笑みに圧倒的な存在を裏付ける何かがあった。
「桃は・・桃は食べはせん・・・」
「本当に食べないの?」
するとおばあさんが突然
「た、食べないわよ・・・だって、あなたはここから生まれたんでしょ・・・?」
何故こんな事を言ったのか自分でもわからないおばあさん、ただ子供がいる、その事実だけを
理解したようだった。
「本当に?」
ストッと子供が降りてきた。
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 11:32:52.05 ID:dnyWETLO0
飯食ってきます。
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 11:36:03.79 ID:gIdCw75i0
いてら
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 11:55:13.72 ID:dnyWETLO0
おいなりさん食ってきた。
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 12:01:45.08 ID:dnyWETLO0
動かない二人を、まるで楽しむかのように眺める子供。
「何で・・・桃から出てきたんじゃ・・・?」
おじいさんの問いに
「知らない。」
言葉一つでつき返す。
重苦しい空気に耐えかねたのか、おじいさんは
「わ、わしは、芝刈りの途中じゃ、行ってくる・・・・」
と、逃げだすように山へと向かった。
相も変わらずニコニコと、微笑みを湛えている子供。
おばあさんは、不可解な事の連続からか、その笑顔に安心感を抱くようになっていた。
思えば、おじいさんとの生活は言い知れない恐怖の毎日だった。
その脅威であるおじいさんを、怯えさせる存在であると認識したおばあさんは。
その謎の子供が、自分に対する救いだと、そう感じるようになった。
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 12:08:17.39 ID:dnyWETLO0
「あなたのお名前は・・?」
「知らない」
「どこから来たの?」
「知らない」
おじいさんの問いかけ同様、知らないの一点張り
少しの沈黙の後、子どもは言った。
「鬼がいるんだって」
突然の事に、おばあさんは思わず吹き出してしまった。
「鬼・・・?ってあの化け物の事かい?」
「そうだよ、鬼がいるから僕は生まれるんだよ、でもほかは知らない。」
得体の知れない子供ではあるが、何とも無邪気ではないか
おばあさんは、何故かこの子供が愛おしくなり、心許さずにはいられなかった。
「名前も知らないのなら、付けてあげないとね、貴方は桃から生まれたから、桃太郎と呼んでも良いかい?」
子供はニッコリと笑って
「良いよ」
と言った。
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 12:32:28.04 ID:dnyWETLO0
その夜、おじいさんは芝刈りに行ったきり帰ってこない。
いつもであれば、とうに帰って来てもおかしくはない時刻である。
いてもたっても要られないおばあさんは、山へと探しに出かける。
人の気配のない山の中、虫達の鳴き声がやたら五月蠅く聞こえてくる。
「おじいさん?おじいさん?どこにいるんですか?」
帰ってくるのは静寂のみ、その晩、おばあさんは諦めた。
恐怖を感じているとはいえ、長年連れ添ってきた夫である。
おじいさんの身の安全を願うことしかできなかった。
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 12:39:46.38 ID:dnyWETLO0
次の日の朝、ふと気が付くと、おじいさんが横で寝息を立てている。
「ああ、ちゃんと帰ってきたんだ」と胸を撫で下ろしていると
「おはよう、おばあちゃん」
桃太郎が声をかけてきた。
少し驚いたが、すぐに取り繕い
「おはよう、桃太郎」
と、返す。
やがて、おじいさんも起き、昨夜の事を問いただすも
「少し山で休んでいただけじゃ、心配ない」と言うだけ。
おじいさんが無事に帰ってきた事だけで満足しようと、無理やり自分を納得させるおばあさんだった。
桃太郎が増えたが、いつもと変わらない日常が訪れるであろうと考えたが
その日から少しずつおじいさんの帰りの遅い日が増えるようになる。
何かが変わり始めていた。
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 12:32:36.01 ID:Fy0yR6aI0
ぞくぞくしながら読み進めてしまった
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 12:49:17.22 ID:dnyWETLO0
以前の通り帰ってくる日もあれば、遅い日もある、時には怪我をして帰ってくる日もある。
ただ事ならぬ雰囲気に、おじいさんを問い詰める日も増えてきた。
しかしおじいさんは「枝で切っただけじゃ」「また山で休んでいただけじゃ」
当たり障りのない返事を繰り返すだけ。
当然会話も減り、おばあさんは桃太郎と会話することだけが、心の安らぎになっていった。
そんなある日、桃太郎が突然おばあさんに言った。
「怖いの?」
「え・・・?」
「大丈夫だよ、だから僕が来たんだよ。」
何を言いたいのかわからなかったが、自分を心配してくれる桃太郎を健気に思う。
「大丈夫だよ、心配してくれてありがとうね。」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 13:02:23.42 ID:dnyWETLO0
桃太郎の存在もあり、なんとか平穏を保っているられるおばあさん。
それを気にする事もなく、帰りの遅いおじいさん。
相変わらず疑問も残るがもう問い詰める事はしていない。
だが、その日ついにおじいさんは帰ってこなかった。
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 13:22:12.94 ID:dnyWETLO0
ただ桃太郎と二人で過ごす日々。
結局おじいさんは、あの日を境に家に帰ってくることはなかった。
「おじいさんはどこへ行ってしまったのかねえ・・・」
桃太郎に話すでもなく、独り言でもなく、おばあさんは呟いた。
すると桃太郎がいつもと変わらぬ穏やかな口調で
「僕、おじいさんがどこにいるか、知ってるよ」
子供の冗談だと、おばあさんはさみしそうに笑って
「ありがとうね、大丈夫だよ、桃太郎がいるからさみしくないよ」と、答えた。
なぜならおばあさんは覚悟していた、もうおじいさんは帰ってこない
もしかしたら死んでしまったのかも知れない。
その気持ちを桃太郎に知られるのが、たまらなく嫌だった。
「違うよ、本当に知ってるんだよ」
「なんでわかるんだい?」
「僕が何で生まれてきたかって、話覚えてる?」
「え?」
「おじいちゃんは鬼だよ」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 13:30:52.13 ID:dnyWETLO0
「鬼・・・?またその話かい?それだったら」
遮るように桃太郎が話す。
「ううん、おじいさんは鬼だよ、僕わかるんだ、だから帰ってこないんだよ。」
子供の冗談だとばかり思っていたおばあさんだが、事実桃太郎は、桃から生まれた
それだけで信じられない話だが、その上生まれたばかりで言葉まで話す。
そして「鬼がいるから自分が生まれる」と言う使命までも伝えてきた。
見掛けが普通の子どもであり、寝食を共にしているとで、その感覚が麻痺してたい様ではあるが
今までの不可解な事を思い起こすと、あながち冗談だけで言っているのではないと
思えてきてしまったのだ。
「・・・それで、おじいさんはどこにいるんだい・・・?」
おばあさんは恐る恐る聞いてみた。
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 13:36:42.98 ID:Pso4Kw2V0
きびだんごと3種のペットはどこへ?
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 13:45:53.41 ID:dnyWETLO0
続きはWebで
183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 15:52:06.31 ID:6OlLD6eCO
えー!終わりなのかよ
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 16:01:32.58 ID:dnyWETLO0
ウンコしてました。
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 16:15:30.94 ID:dnyWETLO0
「今は行っても無駄だよ、夜にならないと駄目」
桃太郎の言葉の真意はわからないが、とにかくおじいさんは生きている
何故かそう信じる事が出来たおばあさんは、黙って夜を待つことにした。
そして夜。
「おばあさん、本当におじいさんの所に行く?」
その言葉に多少の不気味さを感じながらも、おばあさんは
「ええ、おじいさんが無事なら迎えに行かないとね・・・」
「うん、わかった」
桃太郎は今まで見せた事のない神妙な表情で答え
おばあさんの手を取って、山へと向かったのだった。
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 16:27:34.13 ID:dnyWETLO0
真っ暗な山中を歩く、桃太郎とおばあさん。
「おばあさん早く早く、終わっちゃうよ」
フラフラと覚束無い足取りのおばあさんとは対照的に
ヒョイヒョイと山道を登っていく桃太郎
おばあさんは思った
「桃太郎や、終わるってなんだい・・・?何が終わるんだい?」
「・・・良いから早く、急いで」
これから一体何を見せられるのか、おじいさんが無事と言う感情は既に無くなっていた。
この先で何が行われているのか、おじいさんが鬼とはどういうことか。
忘れかけてはいたが、おじいさんは鬼だとハッキリ言われたのだ。
その信じがたい現状を信じ、ここまで来たのだと、おばあさんは再認識し
進まない足を無理に進め、山道を登るのだった。
198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 16:39:55.10 ID:Q8qagwDd0
これはいい新解釈桃太郎
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 18:26:08.41 ID:dnyWETLO0
ふと、桃太郎が足を止めた。
おばあさんは理解した、そこにおじいさんがいるのだと。
軽く眩暈を感じながらも、おばあさんは桃太郎の傍まで歩いた。
「おばあさん、ここから見て、ほらおじいさんだよ」
薄暗くてよく見えないが、確かに人影がある。
よく見れば見覚えのある格好をしている。
おじいさんだ。
「おじい・・・」
桃太郎がおばあさんを止める。
「駄目だよ、今近づいたら危ないよ。」
少し語気を粗めておばあさんが言う
「だっておじいさんがそこにいるじゃないか、迎えに行かないと」
「よく見て」
そう言われておばあさんは、目を細め、おじいさんであろう人影に集中した。
「あ・・!」
声にならない声をおばあさんが発した。
そこで見た光景は、この世のものとは思えない凄惨な光景だった。
233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 18:37:47.71 ID:dnyWETLO0
おばあさんは気を失いそうになった。
桃太郎に支えられて何とか立っていられるような状態だ。
おじいさんがいる、いるがあの時の桃を切っている時の顔だ。
笑っているような、怒っているような、何とも言えない表情で人を切っては埋め切っては埋めを繰り返している。
「おばあさん、お家に帰ろ」
おばあさんは反応できない。あまりにも現実とかけ離れ過ぎた光景に。
おばあさんを引きずるように家に連れ帰る桃太郎。
山には今、おばあさんを連れて歩く桃太郎の足跡と
おじいさんのせせら笑いしか聞こえない。
245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 19:15:30.00 ID:dnyWETLO0
家に帰ってからと言うものの、おばあさんは一言も口をきかない
それも当然だ、常日頃感じていた恐怖の正体を、ほんのさっき目の当たりにしてしまったからだ。
そして、さめざめと泣き始めた。
「おばあさん、おじいさんは鬼なんだよ。」
「わかってる、わかっているよ・・・さっき見てしまったからね・・・」
自分の家が自分の家でないような、まるで知らない世界に来てしまったような
そんなうねった感覚におばあさんはとらわれた。
おじいさんは鬼だった。
自分の夫は鬼だった。
ただそれだけがハッキリと頭に浮かんでいる。
250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 19:22:36.61 ID:dnyWETLO0
「桃太郎や・・・あなたは鬼が居るから自分が生まれたと、そう言ったね・・・」
「うん」
「それは、どう言う事なの?」
アレがいて、コレがいる。至極簡単なことだと思いながらも
おばあさんは桃太郎に問いかけた。
最早、どれが現実で何が夢なのか、そんな事はどうでも良いと言った様相だ。
極めて自然に口から出たようである。
「退治するんだよ」
やっぱりか・・・とおばあさんは思った。
この子の言う事にもう嘘はない、現におじいさんの居場所すら簡単に探してしまったのだから。
「退治すると言うのは・・・・殺すのかい・・・?」
これだけは確実に知っておきたかった。
おじいさんが愛しいのか、はたまた恐ろしいのか、それはおばあさん自身もわからない
「そうだよ」
254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 19:32:44.58 ID:dnyWETLO0
何故桃太郎が此処にいて、何故おじいさんが鬼なのか、全くわからない。
考えても判る筈がないのだ。
桃太郎が此処に事が今は何よりの救いだった。
「桃太郎、おじい・・鬼、を退治しに、いついくんだい・・?」
「明日の今頃」
吐き気がした。
何故だろうか、あの時の、おじいさんが持っていた左腕が見えたのだろうか、それとも
おじいさんと過ごした日々を見たのか。
それとも、目の前にいる桃太郎の冷徹な決断にだろうか。
今は何も考えない、ただその日が決まっただけ。
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 19:47:21.59 ID:dnyWETLO0
朝起きると、隣におじいさんがいるのではないか?
期待と恐怖の入り混じった感情が、おばあさんを目覚めさせた。
いるはずはない。
おじいさんは鬼なのだ。
朝から叩きつけられた記憶。
おばあさんは涙を流した。
「おばあさんおはよう」
今日がその日である筈なのに、いつもと全く変わらない。
「おはよう・・・」
何故かこのときはじめて、桃太郎に嫌悪感を抱いたが
それは今日だから、だと、おばあさんは自分自身に言い聞かせた。
268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 19:53:25.26 ID:dnyWETLO0
いつもと変わらないのは、何も桃太郎だけではない。
家も、庭も、そして、今来ている川も。
何も変わらない、いつものままだ。
そして、何も変わらないまま、今日も終わるのだ。
おじいさんを除いては。
川へ来たは良いが、洗濯などする気にもならない。
ただ無意識に手が布を擦っていると言った感じだ。
「あ・・」
手が滑り、洗濯ものが流されていく。
どんどん流れていく
もう手元には戻ってこない。
そして、視界から消えた。
273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:00:27.13 ID:dnyWETLO0
夕方になり、桃太郎が山へ登る準備を始めている。
おばあさんは何も言わずにただそれを見つめている。
「おじいさんは・・・おじいさんはもう元に戻らないのかい?!」
「戻らないよ、だって鬼だもん」
覚悟はしているつもりだったが、その時が近づくにつれ、恐れを抱くようになっていた。
おばあさんは思わず言ってしまった。
「お前が来なければ、何も知らずにすんだじゃないか!!」
「・・・・僕は鬼がいなければ、ここに居ないよ」
日が沈んで夜が来た。
いよいよその時である。
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:13:46.46 ID:dnyWETLO0
「おばあさんも、一緒に来る?」
行ける訳がない、鬼とはいえ自分の夫の死ぬ姿を誰が見ようとするものか。
「私はここに残るよ・・・」
「そう、じゃぁ僕は行くよ、今が一番いい時間だ」
そういい残して、桃太郎は家から出ようとした。
「桃太郎・・・ちょっとお待ち・・・」
「何?おばあさん」
おばあさんは懐から何かを取り出した。そしてこう言った。
「腹が減っては戦は出来ないでしょう・・これを食べなさい、今日作ったものだよ」
きびだんごだった。
無理に笑うおばあさんの手から、きびだんごを受け取る桃太郎
「さ、お食べなさい、力が出るよ・・・」
「いらない」
おばあさんはギクリとした。
「な、なぜだい・・・?」
「おばあさん、もう一度言うよ僕は鬼がいるから此処に来たんだ」
「わかっているよ・・・」
「だから、僕を殺そうとしてもだめだよ、毒入りのだんこなんていらないよ」
285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:14:34.38 ID:WBymyHgk0
なるほど
290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:17:33.98 ID:Qy/VxDa80
どろんどろんだ
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:17:14.31 ID:dnyWETLO0
「僕はすぐにわかるんだ、何故だかわからないけど」
「・・・・・」
「じゃぁ僕は行ってくるね、おばあさんは待ってて」
うなだれるおばあさん、山へ向かう桃太郎。
もうすべてが動き始めた。誰も止められなかった。
292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:23:45.99 ID:dnyWETLO0
もうどれ位の時間が経ったのだろうか、それともまだ然程時間は経っていないのか
誰もいない家の中で、誰の帰りを待てばいいのか。
おばあさんは悲しみと、怒りと、安堵と、焦りに身を委ねていた。
桃太郎が来たことが救いであり、すべての終りであったのだ。
言い知れない恐怖から解放されたのか、これから来る孤独に追われているのか。
考えれば考える程わからない。
外に出ると、生暖かい風が流れている
今頃おじいさんは殺されたのだろうか、そう思った。
家に戻ろうとするときに、何かが目に入った。
あの時の桃だ。
293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:24:13.31 ID:/tILN+Ew0
桃まだあったのかよw
297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:26:29.19 ID:Qy/VxDa80
もうぐじゅぐじゅだよwwwwww
301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:29:34.72 ID:dnyWETLO0
不思議な事の連続で、すっかり処分するのを忘れ、家の隅に置き去りにされた桃。
おばあさんはふらふらとその桃に近づいていった。
「うっ・・・」
腐っていた、当然と言えば当然なのだが、何かおかしい
果物が腐ったものとは程遠い
おぞましい腐臭が漂っている。今まで気がつかなかったのが不思議なほどに。
おばあさんは鼻を摘みながら、その桃をよく見てみる。
それは明らかに肉だった。
桃だと思ってみていたものは、実は肉の塊だったのだ。
おばあさんは腰を抜かす。
そして、逃げるように家に入り、そのまま布団に潜った。
306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:35:30.75 ID:dnyWETLO0
もう何もかもわからない、わからない事だらけで頭がおかしくなる。
ただ明日を待つ、それしか出来ないおばあさん。
明日が来れば全てが終わり、全てが変わってしまう。
矛盾が現実になる。
何も見たくない、何も知りたくない。
ガタン
と、入口から音がした。
その音の主を自分で確かめたくはないおばあさんは
「誰だい・・・?」
と力なく問いかけた。
「全部終わったよ」
311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:42:59.81 ID:Fy0yR6aI0
このあと鉄道会社社長になるんだな
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:46:32.83 ID:dnyWETLO0
桃太郎が帰ってきたのだ。
布団からモソっと起き上がるとおばあさんは涙声で聞いた。
「おじいさんは、苦しまなかったかい・・・・?」
「うん、すぐに終わったよ、一瞬だった」
おじいさんは死んだ、これで終わったのだ。
長きにわたる恐怖に終止符が打たれたのだ。
「そうかい・・・・そうかい・・・・」
ガックリと膝をつき、嗚咽を漏らすおばあさん。
これから一体如何したら良いのか。
おじいさんはもういない、恐怖こそ取り除かれたものの
それ以上に怖い孤独が降りかかってくる。
「桃太郎・・・桃太郎・・・」
一時は憎んだ桃太郎だが、今のおばあさんには彼しかいないのであった。
縋り付く様に桃太郎を抱きしめるおばあさん。
トスッ。
315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:47:21.12 ID:kWHNNZA10
な
318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:48:11.21 ID:dnyWETLO0
/\___/ヽ
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/\___/ヽ
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_(,,) 一服してきます (,,)_
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328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:54:03.78 ID:VOUmJAS1O
本当はウンコなんだろ
329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:54:59.14 ID:WBymyHgk0
ウンコだろうな
330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:55:27.63 ID:dnyWETLO0
/\___/ヽ
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_(,,) たでーま (,,)_
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331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:55:48.76 ID:kWHNNZA10
短いうんこ!
332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:56:07.22 ID:dnyWETLO0
/\___/ヽ
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_(,,) たでーま (,,)_
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333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:56:08.77 ID:+zUCmdxJ0
>>330
すっきりしたか?
334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:56:26.20 ID:dnyWETLO0
/\___/ヽ
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_(,,) たでーま (,,)_
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335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:56:31.83 ID:WBymyHgk0
いいから続きww
336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:56:58.78 ID:kWHNNZA10
大事なことなので三回言いました
337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 20:57:27.04 ID:ZbXeyWKkO
わかったよw
おかえりwww
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 21:21:02.60 ID:HIkQBvFR0
というか内容と>>1の雰囲気が一致しないw
346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 21:01:04.58 ID:dnyWETLO0
「も、桃太郎・・・・?」
おばあさんが桃太郎を抱きしめた体勢のまま崩れ落ちる。
隠し持っていた短刀で、おばあさんを刺したのだ。
余りに突然の出来事に、痛みすら感じる間もなくおばあさんは話しかける。
「な、なんでだい?何で私を・・・・」
「おばあさん、僕は鬼がいるから此処に居るんだよ」
「だって・・・おじいさんは・・・おじいさんはもう・・・・」
すると桃太郎の後ろから、人影が現れた。
おじいさんだった。
354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 21:04:55.03 ID:ZbXeyWKkO
うわああああああああああああ
おばあああああああああああああああああああああ
355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 21:05:13.38 ID:NrnnyLm10
悪寒が走る
┗悪寒┓
┏┗ 三
358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 21:09:35.87 ID:6wQtKFQ90
もう走るもの無くなったんじゃね
373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 21:19:50.77 ID:NrnnyLm10
┗師走┓
┏┗ 三
374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 21:20:59.83 ID:6wQtKFQ90
まだ走りやがる
377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 21:22:23.64 ID:NrnnyLm10
走れメロス
メロスy-~~
ノ(ヘヘ
363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 21:14:25.48 ID:dnyWETLO0
「?!・・・・・おじいさん・・・なんで・・・」
申し訳なさそうにおじいさんは言った。
「おばあさん、こうするしかなかったんじゃ・・・お前を、そしてわしを止めるには・・」
「止めるって・・・・何を言っているんです・・・・」
「おばあさんは鬼なんだよ、だから僕はここに居るんだ」
自分が鬼、生きているおじいさん、薄れゆく意識。
何故こうも謎だけが沸き上がるのか。
孤独を恐れ、おじいさんを恐れ、人を恐れてきた
自分がいったい何をしたと言うのか、未だかつて感じた事のない怒りがおばあさんを支配する
「あぁあ・・あああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
おばあさんは叫ぶ、おじいさんは悲しそうな眼でおばあさんを見つめている。
「それじゃよ、おばあさん」
「何を・・!!何を言っているの!!!?」
おじいさんは尚も続ける
「おばあさん、最後に全てを話しておこう・・・・」
385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 21:33:49.31 ID:dnyWETLO0
おばあさんは、おじいさんの話に耳を傾ける
今はそれしか出来ないようだ。
「おばあさん、お前はね、自分ではわかっていないと思うが・・
夜中になると人を殺して歩くんじゃよ」
おばあさんはただ聞いている
「その事が村の人間に知られるのが恐ろしくてね・・・その死体をわしは夜な夜な山で処分しておったんじゃ・・・」
もう何も考えられない、自分が人を殺す鬼だった。
その事実が妙にクッキリと頭の中に入ってきた。
「その処分をしているうちにな・・わしは覚えてしまったんじゃよ・・人を切り刻む感触を・・・」
「そして、ついにはわしまで人を殺したい衝動にかられてな・・・おばあさんを殺そうとしてしまったんじゃ・・・」
「おじいさん・・・・」
薄い意識の中でおじいさんの声だけが聞こえてくる。
どこか懐かしい、まだ出会ったばかりのころのような口調だ。
「わしとお前は、鬼になったんじゃよ・・・」
412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 21:44:39.43 ID:NrnnyLm10
筆を走らせる
筆y-~~
ノ(ヘヘ
432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 22:03:35.46 ID:dnyWETLO0
突然桃太郎が言った。
「おばあさん、ごめんね。僕全部知ってたんだ」
桃太郎は、おばあさんに全てを話し始めた。
その表情は悲しいような、優しいような、普段の桃太郎のそれであった。
「あの桃、今までおばあさんが殺してきた人たちの肉なんだよ」
おばあさんはゾクリとした。
だからあの桃は肉の塊だったのだと、あの肉は自分が殺した人間だったのだと悟った。
「人は誰でも鬼になる、だけど、自分ではそれがわからないんだ」
「あなたは・・・桃太郎・・あなたは一体誰なの・・・?」
今更と言える程の問いかけをおばあさんは口にした。
「僕はね、2年前におばあさんが殺した人から生まれたんだよ、僕を産んでから死んだんだ」
「僕は死肉の中で育った、僕にはお母さんがいつも一緒に居る、だからここにもこれたんだよ」
451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 22:18:39.91 ID:dnyWETLO0
「だから、これはお前らに対する母の復讐だ!!!!!死ね!!!!!!!!」
「ぎゃあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
人は誰でも鬼になる、それは誰もが抑えきれない衝動を抱えて生きている証拠だ。
死にゆく母を目の当たりにしながら生まれてきた桃太郎。
これは忘れかけたしまった本来人間の在るべき姿、それを気付かせるための
桃太郎からの大きな警鐘の様な気がしてならない、
我々は一人では生きてはいけないのだ、植物も動物も、そして人間もすべてが共存すべき為に存在している
私はそう確信している。
もう一度言う、我々生物はすべては共存のために存在しているのだ。
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| +
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| +
\ `ニニ´ .:::::/ +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
FIN・・・・・・
454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 22:20:44.39 ID:Qy/VxDa80
何か小難しいこと言って終った・・・
476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 22:35:03.29 ID:dnyWETLO0
メ _|\ _ ヾ、
メ / u 。 `ー、___ ヽ
/ // ゚ 。 ⌒ 。 ゚ u / つ
/ //u ゚ (●) u ゚`ヽ。i l わ
l | | 。 ゚,r -(、_, )(●) / ! ぁぁ
ヾ ! //「エェェ、 ) ゚ u/ ノ あぁ
// rヽ ir- r 、//。゚/ く ああ
ノ メ/ ヽ`ニ' ィ―' ヽヽヾ ぁあ
_/((┃))_____i |_ ガリガリガリガリッ
/ /ヽ,,⌒) ̄ ̄ ̄ ̄ (,,ノ \
/ /_________ヽ \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_|\ _
/ u 。 `ー、___ ヽ
/ ゚ 。 ⌒ 。 ゚ u / つ
/u ゚ (●) u ゚`ヽ。i わ
| 。 ゚,r -(、_, )(●) / ぁぁ
il ! //「エェェ、 ) ゚ u/ あぁ
・ 。 || i rヽ ir- r 、//。゚/ i ああ
\. || l ヽ`ニ' ィ―' il | i ぁあ
゚ヽ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ダンッ
。 ゚ _(,,) うんこしたい! (,,)_ / ゚
・/ヽ| |て ─ ・。 :
/ .ノ|________.|( \ ゚ 。
 ̄。゚ ⌒)/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヽ\  ̄ 。
477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 22:35:32.10 ID:gIdCw75i0
もうしてきていいぞwww
478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 22:36:20.99 ID:d7vzV5ZV0
早く行って来いウンコマン
479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 22:36:27.69 ID:Pso4Kw2V0
今後も定期的に新解釈シリーズやってくれるといいな。
481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 22:39:54.28 ID:aQDdkdpZO
>>1乙!!
新解釈面白いな。シュールレアリスムを感じる。
494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/18(日) 23:25:44.59 ID:Vp/PXL81O
>>1
乙〜!
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これはなかなか
いい短編だった
楽しませてもらったよ
なかなか面白かった
またやってほしいな
いい話だった
なんでこう>>1の最後がこうなんだよwww
素晴らしい
ラストはもちょいしっとりしてたほうがよかたな
面白かったwwww
途中のAAと普段の1がww
笑っちまう
だけど途中の〜が走るのAAで噴いたw
レス内容のギャップに吹くわw
〜が走るにはフイタ
手足を切り落とされた妊婦
人食い老夫婦が食うために拾う
村人を鬼といって育てる
最後村を襲っておしまい
って話だった
かつてないほど盛大に吹いた
自分の殺人欲のためなのか、おばあさんを止めるためかはわからんが
氏画Y太だったとおもう
しかしおじいさんは鬼であるおばあさんを止めるために殺そうとしていたって設定の方がスッキリしたような〜
昔話シリーズでまたやってほしい
間のギャップもいいw
うんこw
あれは確か鬼の死骸から生まれるという設定だった








